「施設に入ると、介護保険の1〜3割負担のほかに食費と居住費がかかる」。
ここは見落としやすく、しかも近年は値上げが続いています。
いくらかかるのか、負担を抑える仕組みはあるのかを整理します。
食費・居住費は「基準費用額」が目安
介護保険施設の食費・居住費は、
国が示す「基準費用額」を目安に施設が設定します
(実際の額は契約で決まります)。
介護サービス費とは別に、原則自己負担です。
近年の引き上げが続いている
物価や光熱水費の上昇を背景に見直しが続いています。
2024年8月には居住費が1日あたり60円引き上げられ、
2025年8月には食費の基準費用額が1日あたり100円引き上げられました。
さらに2026年8月には、
一部の入所者(第3段階②など)を対象に居住費が引き上げられる予定です。
※対象・金額は施設類型や所得段階で異なります。
負担を抑える「補足給付(負担限度額認定)」
所得が低い方には、
食費・居住費の負担を軽くする「補足給付(特定入所者介護サービス費)」があります。
原則、世帯全員が住民税非課税などの要件を満たす方が対象で、
市区町村に申請して「負担限度額認定証」を受けると、
所得段階に応じた上限額まで負担が抑えられます。
家族が確認したいこと
(1)食費・居住費が月いくらか(契約書で確認)
(2)所得段階と負担限度額認定の対象か
(3)多床室か個室(ユニット型)かで居住費が変わる
(4)8月の改定で自分の負担が動くか。
入所前に市区町村の窓口で相談すると安心です。
※出典:厚生労働省(基準費用額・特定入所者介護サービス費の見直し関連通知)ほか各社報道(2024〜2026年8月の改定)。金額・対象は所得段階・施設類型により異なります。入所前に市区町村・施設へご確認ください。